山本 茂(30代)
平成18年入社
僕は足場を組むときの設計図を描く仕事をしています。現場によって組む足場は違い、同じものはひとつもありません。
足場を組む場所は山の斜面なのか川の上なのか、それとも交通量の多い高速道路なのか。足場の上に乗るのは何トンもある重機なのか、それとも人か……それら条件によって最適な足場は違うので、毎回ベストを考えながら図面を描きます。同じことがないのでマンネリを感じず、いつも発見があるのがこの仕事の面白さですね。
資材(足場を作る素材や道具)をどう使うかも腕の見せどころです。鳶職人の仕事のやりやすさを考えながら、いかに無駄なく効率的に資材を組み合わせるか。はじめから正解がわかることはないので、「最も良いものづくり」を求め、試行錯誤し続けます。答えがないことを考え続けるのは難しいですが、そこには面白さや楽しさもたくさんあり、飽きたことがありません。